03
2月

亀の尾米とはどんなお米?味・香り・歴史を詳しく紹介

「亀の尾(かめのお)」というお米の名前を、
最近よく目にするようになった、

という方も多いのではないでしょうか。

  • 亀の尾米とは、どんなお米?

  • 味や香りは、今のお米と何が違うの?

  • なぜ“幻の米”と呼ばれるの?

この記事では、
亀の尾米の歴史・特徴・味わいを、
初めての方にもわかりやすく、丁寧に紹介します。


亀の尾米とは?

亀の尾米とは、
明治時代に誕生した、日本を代表する在来固定種のお米です。

人工的に作られた品種ではなく、
自然の中で選ばれ、受け継がれてきたお米。

現在、私たちが食べている多くの品種は、
この亀の尾をルーツに持つとも言われています。

つまり亀の尾は、
現代米の原点ともいえる存在です。


亀の尾の歴史|なぜ特別なのか

亀の尾が生まれたのは、明治時代後半
冷害に強く、味の良い米として広まり、
一時は全国で栽培されていました。

しかしその後、

  • 背丈が高く倒れやすい

  • 収量が少ない

  • 機械化に向かない

といった理由から、
効率重視の時代の中で、
次第に姿を消していきます。

より多く、より安定して収穫できる品種が選ばれ、
亀の尾は「作られなくなった米」になりました。

それでも一部の農家や研究者が、
味と価値を信じて守り続けてきたことで、
今もわずかに残っています。


亀の尾は「固定種」のお米

亀の尾は、固定種です。

固定種とは、
毎年収穫した種を翌年にまいても、
同じ性質を受け継ぐお米のこと。

地域の気候や土に順応しながら育つため、
年ごと・土地ごとに、
微妙な個性の違いが生まれます。

この「揺らぎ」も、
固定種ならではの魅力です。


亀の尾米の味の特徴

では、実際に亀の尾米の味はどうなのでしょうか。

一言で言うと、

派手さはないけれど、深くて飽きない味

です。


甘みだけに寄らない、旨みのある味

近年のお米は、
「強い甘み」「もっちり感」が特徴のものが多くあります。

一方、亀の尾は、

  • 甘さは控えめ

  • 旨みとコクがある

  • 噛むほどに味が出る

という、
食事としてのバランスを大切にした味わい。

毎日食べても、
重く感じにくいのが特徴です。


粒感があり、食べごたえがある

亀の尾は、
粒がしっかりしていて、
適度な歯ごたえがあります。

ふっくらしすぎず、
ベタつきにくいため、

  • 和食

  • 漬物

  • 味噌汁

といった、
シンプルなおかずと相性が抜群です。


亀の尾米の香り

炊きあがりの香りは、
強く主張するタイプではありません。

でも、
ふたを開けたときに感じる、
やさしく澄んだ香りがあります。

冷めても香りが残りやすく、
おにぎりにすると、
その良さがよくわかります。


冷めても美味しい理由

亀の尾は、
デンプンの質の関係で、
冷めても食感が落ちにくいと言われています。

  • おにぎり

  • お弁当

  • 作り置き

にも向いており、
「後から美味しさを感じるお米」です。


なぜ今、亀の尾が注目されているのか

近年、亀の尾が再び注目されている理由は、

  • 食の安全への意識

  • 固定種・在来種への関心

  • 味の“原点回帰”

にあります。

効率や均一さではなく、
背景や物語を含めて食を選びたい
という人が増えてきました。

亀の尾は、
そうした価値観と、とても相性の良いお米です。


亀の尾はどんな人に向いている?

亀の尾米は、
すべての人に向くお米ではありません。

向いている人

  • 毎日のごはんを大切にしたい

  • 甘すぎない米が好き

  • 固定種・自然栽培に興味がある

  • 食後の重さが気になる

向いていないかもしれない人

  • とにかくモチモチが好き

  • 安さ・大量消費を重視したい


亀の尾米=「基準になるお米」

亀の尾米は、
派手さや分かりやすさではなく、
静かな確かさを持ったお米です。

食べ続けることで、
「ごはんって、こういうものだったな」
と思い出させてくれる存在。

もし、
お米を選び直したいと感じているなら、
亀の尾は、ひとつの基準になるかもしれません。


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