最近、「固定種のお米」「在来種のお米」という言葉を目にする機会が増えてきました。
少し前までは、ほとんど話題に上がらなかった言葉です。
なぜ今、固定種のお米が見直されているのでしょうか。
① 効率だけの食に、違和感を持つ人が増えた
現代のお米の多くは、
-
収量が多い
-
機械化しやすい
-
味が安定している
といった「効率」を重視して作られています。
これは決して悪いことではありません。
多くの人の食を支えてきた、必要な進化です。
ただ一方で、
「便利だけど、どこか味気ない」
「食べものが“ただの消耗品”になっている気がする」
そんな違和感を感じる人も増えてきました。
固定種のお米は、効率の対極にあります。
だからこそ、今の時代に新鮮に映るのかもしれません。
② 食の“背景”を知りたい人が増えた
誰が、どこで、どんな思いで作っているのか。
ただの“商品”ではなく、“背景ごと食べたい”という感覚が広がっています。
固定種のお米は、
-
品種の歴史
-
受け継がれてきた物語
-
育て続ける人の存在
が、そのまま味に重なります。
「味」だけでなく「物語」を選ぶ人が増えたことも、
見直されている理由のひとつです。
③ 画一的な味への飽き
現代のお米は、どれも一定以上に美味しく、
大きな失敗がない反面、味の方向性が似てきています。
固定種のお米は、
年ごと・土地ごとに微妙に表情が違います。
毎回まったく同じ味ではない。
その“ゆらぎ”を面白がれる人が増えてきたことも、
固定種が選ばれる理由になっています。
④ 食べること=暮らし方、という感覚
固定種のお米を選ぶ人の多くは、
食べものだけでなく、
-
暮らし方
-
働き方
-
生き方
にも、少しずつ“自分の基準”を持ち始めています。
効率や価格だけでなく、
「自分は何を大切にしたいか」を基準に選ぶ。
固定種のお米は、
その感覚と相性がいい存在です。
⑤ 失われつつあるものへの気づき
固定種は、育て続けなければ消えてしまいます。
品種の多様性が失われることへの危機感も、
固定種が見直される背景のひとつです。
固定種のお米を選ぶことは、
単なる“消費”ではなく、
「残していく選択」でもあります。
まとめ|固定種のお米は“原点回帰”ではなく“選び直し”
固定種のお米が見直されているのは、
懐かしいからでも、珍しいからでもありません。
「効率だけで選んできた食を、
もう一度、自分の感覚で選び直したい」
そんな静かな変化が、
固定種という存在に向いているのだと思います。
固定種のお米は、
派手ではありません。
でも、暮らしの“基準”をそっと整えてくれる存在です。
亀の尾のお米販売しています!

RECENT COMMENTS